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iDeCoってみんな60歳から受け取れるの?

(★2021年2月9日更新)

前回のコラム「【わたしのiDeCo日記】新たに加入できるようになるわたし、 iDeCo書類請求をしました」でこのようなお話をしました。

いよいよ2017年1月からほとんどの現役世代が加入対象となるiDeCo『個人型確定拠出年金』。新たに対象となるみなさんは、もう加入手続き始めましたか?
(新規加入となる対象者:公務員、専業主婦(夫)、確定給付型年金制度があるサラリーマン)

実際に加入できるのは1月になってからですが、今から加入申込みに必要な書類を取り寄せ、準備を進めることが出来るんです。ちなみに私は専業主婦で、今回の法改正でようやくiDeCoに加入できるようになりました!

そして、特に私は急いで手続きをしたかったのです。
なぜならば…

「60歳からiDeCoで積み立てた資金を、年金として受給したい!」

私はあと少しで50代に突入するので、60歳から受給開始できる年齢ギリギリなんです。

え~!みんな60歳から受け取れるんじゃなかったの~?

と、ならないように、今日はiDeCoの受給開始可能年齢について解説しますね。

受給をスタートできる年齢は、通算加入者期間で変わります。
※通算加入期間とは、企業型・個人型で「掛金を拠出している加入者期間」と「掛金の拠出をせず運用指図者の期間」を合算したもの。

iDeCoの受給には3つの方法、「老齢給付金」「障害給付金」「死亡一時金」があります。
老齢給付金は、年金または一時金(年金と一時金の併用も可)で受け取ることが出来ます。

60歳になったら、運営管理機関に支給請求をすると「年金」または「一時金」を受給することが出来ますが、60歳から受給できるのは通算して10年以上加入していた人だけなんですね。

iDeCoは60歳(※)までしか加入(=掛金を拠出)できないので、50歳を超えてしまうと、加入期間は10年に満たなくなります。
※2022年5月からは、60歳以降も国民年金の被保険者であれば、65歳まで加入できるようになります。

通算加入者期間が10年に満たない場合は、上の表のように加入期間の長さに応じて受給開始可能年齢が決められています。

つまり…。
すでに40代後半になっていて、これから新たにiDeCoに加入したい、60歳から受け取りを開始したい、と考えている方はちょっと急いだほうがいいというわけですね。
もちろん、受給のスタートはだいぶ遅くなってしまいますが、iDeCoは60歳未満なら加入できる制度です。税制のメリットなどを上手に生かして、今からできる老後の資金準備始めたいですね!

★2016年11月24日現在の情報です(2021年2月9日更新)
(執筆 冨田仁美

⇒iDeCo大全集目次はこちら

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