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【最新ニュース】積立NISA、2018年新設?

こんにちは!みらい女性倶楽部のブログ担当冨田です。

2017年1月からほとんどの現役世代が加入対象となるiDeCo『個人型確定拠出年金』。
専業主婦も新たに加入対象となり、わたしも「待ってました!」と加入手続きを始めたことをご報告しました。
(参考ブログ:iDeCoの申込用紙、届きました!
(参考ブログ:新たに加入できるようになるわたし、iDeCo書類請求をしました

運用商品を何にしようかなぁ…と検討をしていたところ、気になるニュースが!

≪2017年度税制改正大綱≫
積立型NISA(少額投資非課税制度) 18年新設
~20年非課税 個人の長期投資促す~
・毎年40万円までの投資から得られる売却益などを20年間非課税にできる新制度
・2018年1月からスタート、2037年まで投資できる
・現行のNISAとの併用できず、新制度との選択制(将来、一本化の可能性も)
(出典:日本経済新聞 朝刊 2016/12/09付)

日本経済新聞の記事によると、現行NISAの口座開設数は今年6月時点で約1030万口座あるものの、実際にNISA口座で一度でも投資をしたことがある人の割合「稼働率」は50%に満たず、NISA口座利用者の伸び悩みに対処する形で、より使い勝手の良い積立型NISAを創設することになったようです。
積立型NISAで対象となる商品は、信託期間が20年以上のものや毎月分配型でないものなど、長期の分散投資に適したものに限られ、今後、金融庁が金融機関と協議して決めていくとのことです。

え?積立型のNISA?20年間も非課税?…iDeCoとどっちが得なの?

と、思った人はわたしだけではないはず…。
話としてはまだ税制改正大綱の段階ですので、積立型NISAの正確な使い勝手を比較することはできませんが、iDeCoは原則60歳まで引き出しができないので加入前にわかる範囲で検討したいですよね。

積立NISAとiDeCoのポイントを整理すると…。

積立額は年間いくらまで?

…積立NISA→ 年間上限40万円
…iDeCo→ 年間上限144,000円(公務員などの場合)~816,000円(自営業者などの場合)

税制メリットは?

…積立NISA→ 運用益非課税(20年間)
…iDeCo→ 掛金/全額所得控除の対象、運用益/非課税
受取時/一時金:退職所得等控除の対象、年金:公的年金等控除の対象

換金性は?

…積立NISA→ いつでも可能
…iDeCo→ 原則60歳まで引き出し不可

何のために資産形成をするのか、その目的によってどちらが使いやすいか変わりますね。

老後資金を作りたい!という方は

60歳まで(預けている間は70歳まで)ずっと非課税で運用できるiDeCoの方が、より長期間非課税メリットを得られるのでよいですね。また、もちろん掛金について全額所得控除を受けられるのは、NISAにはない大きなメリット!!そして60歳まで引き出せないので、強制力もあり、着実に老後資金を作れます。

資産形成をしたいけれど、60歳になるまでに使いたくなるかもしれない方は

資産形成の手段として、非課税で20年も運用できる積立NISAは、普通に投資するよりやっぱりお得!年間40万円(月額約3万円)を相場がよい時もさえない時もコツコツ投資していくことで、iDeCoと同様、必要以上に心を揺り動かされることなく、じっくり資産形成をしていけます。使う時期が60歳より手前かつ10年以上先の場合は使える制度と言えそうです。

私のように公的年金の不足分を上乗せするための資産を作りたい、そして資産をできるだけ運用で増やしたいと欲張りな方には、やはりiDeCoがピッタリですね。60歳まで引き出せないことで、使ってしまいたい誘惑に負けることなく、老後の資金計画をしっかり立てられます。

一方で、積立NISAのいつでも引き出せる資金で運用益が非課税になるメリットも大変魅力的。
例えば、老後資金を作る目的で毎月積み立てたい金額がiDeCoの上限金額を超える場合、超えた分を積立NISAで積み立てる、というのもひとつの方法です。ふたつの制度を組み合わせることで、運用益を非課税にできる資金枠を大きく増やすこともできますよね。

NISAやiDeCoなど資産作りにメリットのある制度が誕生しています。
将来に向けた資産形成を「漠然と」から「何のために」と目的を整理して、どの制度をどう使うとお得なのか上手に選びたいですね!

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