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運営管理機関からiDeCoの「お取引明細」が届きました【わたしのiDeCo日記】

iDeCoの運営管理機関というと、加入申し込みをする金融機関を思い浮かべますが、実は業務内容によって「運用関連運営機関」と「記録関連運営機関」に分かれていることがほとんどなのです。

わたしの場合だと、iDeCo加入申し込みが「SBI証券」で、加入後の手続きは「SBIベネフィットシステムズ」が行っています。
たとえば、加入申し込みが「楽天証券」だと、加入後の手続き会社は「日本インベスター・ソリューション・アンド・テクノロジー」です。

このように、ほとんどの運営管理機関は、加入申し込みを受け付ける金融機関と、加入後の記録関連業務を行う会社が別になっています。

iDeCo加入申し込み後の掛金の運用商品の選択や変更、毎月の掛金の金額変更などの手続きは、記録関連運営機関が運営するコールセンターやWEBサイトで行います。

先日、SBIベネフィットシステムズから書類が届きました。
同封されていた書類は「お取引明細」です。
お取引明細とは、iDeCoの資産残高を定期的に報告してくれるものです(年に一度)。
掲載されている内容は…。

・資産残高:基準日現在の資産残高を、円グラフで表示。
・掛金に対する損益額:これまでの掛金の合計額と、基準日現在で時価評価した資産残高、その損益額。
・運用指図変更状況:前回基準日から今回基準日までの間に、商品の預け替え(スイッチング)があれば、その履歴。
・掛金情報:基準日までに拠出された掛け金の合計額。
・移換情報:他の年金制度から移換されたものがあれば、その履歴。
・手数料情報:前回基準日から今回基準日までに負担した手数料明細。
※今回基準日:取引明細が作成された日(今回は2017年3月31日)

というように、作成された基準日現在での資産状況と、前回報告時点からの手続きの履歴などが、まとめて記載されています。

忙しくてなかなか加入者サイトを見る機会がないという人も、郵便で届く明細を見れば、資産残高がどのようになっているのかを、書面で確認することが出来ますね。
運用状況はどうなのか、見直しの必要はないかなど、年に一度は必ずチェックするようにしましょう。

余談ですが、お取引明細のなかに、ついワクワクしてしまう「おまけ情報」が記載されていました。

「(参考)60歳時点での資産残高シミュレーション」で、60歳まで現在の掛金を拠出し、想定年利(%)で運用された場合の、60歳時点での想定残高というものです。

わたしの場合、60歳までの掛金の総額が約304万円で、年利1%の運用で約318万円、年利3%の運用で約355万円、年利5%の運用だとなんと約399万円!(運用期間約11年)

想定残高は、あくまでもシミュレーションで、なんの保証も確約もありませんが、もしも…と思うだけでワクワクしてしまいます。
具体的なイメージを数字化されると、60歳まで掛け金を減額しないように、運用でも目標利回りを目指せるよう、頑張りたくなりますね。

★2017年5月2日現在の情報です
(執筆 冨田仁美

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