「ホンモノの投資をやってみたい!」と言い出した大学1年生の長女、色々考えて、生まれて初めての証券口座に楽天証券を選びました。
詳細はVol.1をご覧ください↓
初めての投資、彼女は投資先をどうやって選んだのでしょうか。この記事では、初めて投資にチャレンジする大学生が、実際に銘柄を購入するまで考えた4つのステップをお伝えします。
<目次>
STEP1:株式投資と投資信託どちらにするか考えた
まず、株を買うのか、投資信託を買うのかを決めました。
「ママどう違うの?」と訊かれたので、
「株を買うというのは、ある一つの会社の株を購入して、株主になること。決算期に配当をもらったり、経営がうまくいって株価が上がったときに売れば、儲かるよ」
「投資信託というのは、たくさんの会社とかたくさんの国とかがパッケージされていて、日本全体の経済成長に投資するとか、世界全体の経済成長に投資するとかできるもの。全体の水準が上がったら持っている投資信託の価格もあがるので、その時売れば儲かるよ」
と話したところ、
「好きな会社とかもないし、これから伸びるかとかも予想できないし、万単位で出すのはやだから、投資信託にしてみるー」とあっさり投資信託に決まりました。株と債券はどっちにする?と訊いたら「株の方がわかりやすいから、まずは株がいい」とのこと。株式に投資する投資信託を探そう!となりました。
※債券については投資をしている中で、少しずつ説明をしていく予定です
ちなみに、楽天証券には、アルバイト代など少額で株式を積立できるサービスがないため、どうしても株をやりたいって言われたら、LINE証券とか別のところの少額積立を教えてあげようと思ってました。
STEP2:インデックスファンドとアクティブファンドのどちらにするか考えた
投資信託を買いたい長女、次に「インデックスファンド」と「アクティブファンド」のどちらにするかを考えました。
FP3級を取ったとはいえ、イマイチよくわかっていない様子。そりゃそうか。次のように説明しました。
「インデックスファンドというのは、日経平均とかダウ平均とかの動きと同じ動きになるよう目指すファンドだよ。日経平均が上がったら、そのファンドもあがるし、下がったら下がるというもの。日経平均は、日本を代表する225社の株価の平均だから、それと同じ株価に分散投資するだけなので、大変じゃないんだよね。人件費がかからないからコストが低いっていう特徴があるよ。」
「アクティブファンドというのは、その日経平均とかダウ平均とかの動きを上回るように運用をがんばるファンドだよ。だからたとえば日経平均を上回るのを目指すなら、同じ225社の分散じゃ意味がなくて、下がりそうな銘柄は外したり、もっと良い会社を探してきて組み込んだりするの。だから、手間と時間、すなわち費用がかかる。だから、インデックスに比べて、コストが高いっていう特徴があるよ。」
そして、アクティブファンドだからと言って、運用成果は必ずしも上回るわけじゃない、インデックスの方が良いこともある話をしたところ、とりあえずはコストを重視してインデックスから始めてみると娘が決めました。
STEP3:投資対象を国内だけにするのか、外国も入れるのか考えた
次に、どこに投資をするかを考えました。
「なんとなく日本ではふえない気がする」と娘が話すので、金融庁が公開しているこのデータを見せてあげました。金融庁「長期・積立・分散投資とNISA制度」資料より抜粋
このシミュレーションは、1998年から2017年の20年間、色々な投資先に、それぞれ積立投資を続けた場合の値動きを試算したもの。緑色の部分は、元本ですので、リーマンショックの時期は新興国以外はすべて元本割れをしていたことがわかりますね。
このシミュレーションを見た娘は、「国内よりは先進国とか新興国の方が楽しそう。でも新興国はちょっと怖いなあ・・・。両方入っているのがいいから、全世界ってやつかな」と。日本は入っていなくて良いの?と訊くと、「いいや」とそっけない返答笑。というわけで、日本除く全世界を投資先にすることに決まりました。
STEP4:楽天証券の投信スーパーサーチを使ってみた
インデックスファンドで、全世界に投資をすると決まったため、いよいよ自分でファンドを選んでもらいます。娘は楽天証券に口座を作ったため、投信スーパーサーチを教えてあげました。
左の検索条件に、自分で決めた内容を入れてもらいました。
☑つみたてNISA(娘は未成年なのでまだつみたてNISA口座は開けませんが、来年20歳になったら、同じ銘柄でつみたてNISAで積立継続できるよう、選択しました) ☑インデックスのみ ☑株式 ☑グローバル(日本除く) |
この結果、20個のファンドが検索されました。
先進国株式のファンドも、全世界株式のファンドも混在していたので、次に「楽天証券分類」のソートボタンをポチ。楽天証券独自の分類ではありますが、これによって、先進国も新興国も含んでいるファンドを上位に持ってくることができます。
次に、「管理費用」のソートボタンをポチ。安い順に並べて、最終的にファンドを決めたようでした。そのまま積立設定をして、アルバイト代から無理なく出せる「月7500円」に金額を決めていましたよ。楽天カード決済にしてポイントゲットできるのも、嬉しそう。(しかし未成年だからか、実はカード決済ができなかったのですが・・・調査中です)
以上が、長女が夜22時過ぎに私と一緒にPCを前にあーだこーだ言いながら、1時間半くらいかけて1本のファンドを選んだ経緯です。次回は、何回か積立した中で、初めての投資で長女が感じていることなんかを紹介しますね!
★2021年9月1日現在の情報です
(執筆:鈴木さや子)
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