これまで期間限定のキャンペーンで、運営管理機関手数料(加入時・移管時手数料や口座管理手数料)の無料サービスを実施していたSBI証券が、5月19日からiDeCo取扱い金融機関で初めて運営管理機関手数料を完全無料化としました。
楽天証券も運営管理手数料を改定し、5月18日から無料化とする発表を行っています。
どちらもiDeCo加入中にかかるコストのうち、運営管理機関を支払先とするものを0円、無料とするものです。iDeCoにかかる諸経費のうち、次のものは無料の対象ではありません。
・国民年金基金連合会、事務委託先金融機関へ支払う手数料(合計 毎月167円)
・給付手数料(給付を受けるときにかかる振込手数料)(給付1回につき 432円)
・還付手数料(拠出限度額を超えた時、加入資格喪失時に拠出された時の還付にかかる手数料)(国民年金基金連合会、事務委託先金融機関へ支払う手数料 合計1461円、他、運営管理機関によりかかる場合あり)
・移換時手数料(ほかの運営管理機関や、企業型確定拠出年金への移換時にかかる手数料)(4320円)
今回の両社の無料化は、これからiDeCoに加入する人だけでなく、これまでに加入した人も全員対象になります。
また、SBI証券や楽天証券のように完全無料化とまではいかなくても、一定の条件をつけて運営管理手数料を無料とする金融機関も、次々出てきています。
気になる金融機関がある人は、一度、料金体系をチェックしてみるといいですね。
★2017年6月1日現在の情報です