前回のコラムで、運用に不安がある方へ、まずは日経平均株価をつけてみてはいかがでしょうか、という提案をしました。
(参考コラム:『日経平均株価と仲良くなってみませんか?』)
でも、日経平均株価って日常的に耳にするけど、実はよくわからない…。いまさら恥ずかしくて聞けないわ。
と、いう方もいらっしゃるのでは?
今日は「日経平均株価」について解説しますね。
日経平均株価は、ひとことで言うと…、
日本を代表する225社の株価を平均化した指数のこと。
日本経済新聞社が日々算出していて、そのスピードはなんと15秒間隔!
ニュースなどで「今日の株と為替の値動きはこちらです」と紹介されたりしますよね。そんなときはこの「日経平均株価」が使われているんです。
225社の中には、大和ハウス、キッコーマン、味の素、セブン&アイ(イトーヨーカドー)、花王、楽天、資生堂、ダイキン、トヨタ、キャノン、ヤマハ、高島屋、イオン、三菱UFJ、JR東日本、東京ガス、東京電力、ソフトバンク、NTTドコモなどなど…。身近な企業もたくさん入っていますね。
この日経平均株価、1950年から続いていて225社も定期的に入れ替わっています。算出当初から入っているのは味の素など約90社だけ。
ちなみに225社という数字、活発に売買される会社を全業種からバランスよく選らんだ結果ともいわれていますが、なぜ225社になったのかは不明なんだそうですよ。面白いですね!
また、日経平均株価は「経済を映す鏡」とも言われています。
景気の良い時には株価も上がりますし、景気が悪くなると下がります。あのバブル景気の頃の日経平均株価の最高値はなんと38,915円!リーマンショックの時には7,054円までさがりました。まさに経済のよしあしを反映しています。
この経済のものさしにもなる日経平均株価は、投資信託の運用にも使われています。
日経平均株価と同じような動きになるように設計されたファンドや、日経平均株価を上回る成績を目指すファンドなど。
iDeCOやNISAでファンドを選ぶときにも、日経平均株価を知っておくと役に立ちそうですね!
★2017年1月31日現在の情報です