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【最新ニュース】iDeCo運営管理機関のニューフェイス「MYDC」

iDeCoを始めようと思ったとき、まず最初にしなくてはならない「運営管理機関選び」。
すでに200以上の運営管理機関があり(2017年1月末)、自分にピッタリ合うところを見つけるのもなかなか大変になってきました。

運営管理機関の選び方は以前もご紹介したように(参考ブログ:運営管理機関って、どう選んだらいいの?

① 運用商品のラインナップ
② コスト
③ 使いやすさ、情報提供などのサービス

この3つのポイントが基本です。
最近では、「iDeCoをより簡単に、より身近に!」をコンセプトに、サクッと始められるサービスを提供している新しい運営管理機関なんかも登場しているんですよ。

その一つ、iDeCoの運営管理業務に参入した「MYDC」(マイディーシー)について調べてみました。

iDeCoの運営管理機関というと、預貯金や投資信託、保険などを取り扱う銀行・証券会社・保険会社がほとんどです。そのなかで確定拠出年金に特化した新しいタイプの運営管理機関として登場したのがMYDC。

MYDCを、運営管理機関の選び方のポイント「運用商品のラインナップ」「コスト」「使いやすさ、サービス」から見てみます。

「運用商品ラインナップ」
・定期預金1本、投資信託3本の計4商品。
≪投資信託≫
・THEOグロース・ファンド(世界の株式ETF中心)
・THEOインカム・ファンド(世界の債券ETF中心)
・THEOリアルアセット・ファンド(世界の不動産など実物資産ETF中心)
(※ETFとは…特定の指数に連動することを目的とした投資信託のこと)

50本以上の商品を揃えている運営管理機関もあることを考えると、たった4本というのは、かなり思い切った品揃えと言えますね。
運用商品が4本しかないことは、たくさんありすぎると選びきれない、という方にはよいですが、こんな投資先で運用してみたい、といった希望には応えきれない面もあります。
また3本の投資信託は設定日が2017年3月1日でまだ運用実績がないため、運用を始めるにあたりしばらくは過去の成績を参考にできないことに注意が必要です。

「コスト」
・運営管理手数料:291円(税込)※運用期間中の掛け金を拠出しているとき、していないときも同額。
・投資信託の手数料(信託報酬):3商品とも一律0.432%(税込)。

毎月かかる運営管理手数料(掛け金を拠出しているとき)は、条件付きで無料のところもあれば、464円(税込)かかるところも。ですので、MYDCの運営管理手数料は特に高くも安くもないという水準です。

一方で、投資信託にかかる信託報酬は、安いものだと0.2%前後から高いものだと2%を超えるものまであるので、特に高くもなく安くもない水準ですが、3本とも一律の設定というのはわかりやすいです。

「使いやすさ、情報提供などのサービス」
・WEBサイトは非常にシンプルでわかりやすい。
・ロボアドバイザーが2つの質問に答えることで運用商品の配分を提示。

MYDCのWEBサイトを開くと、トップページがすでにiDeCo。サイトの中で迷子にならず、すんなり手続きを進めることが可能です。
また、3つの投資信託と定期預金という4つの商品をどう組み合わせれば良いか悩んだときは、ロボアドバイザーの提示案が参考になるかもしれません。

以上、MYDCについて簡単に3つのポイントを整理してみました。

サイトがシンプルで手続きのステップが簡単、商品は4つだけで気軽にiDeCoを始められそう!と思わせる運営管理機関です。

でも、実際に運営管理機関を選ぶときは慎重に、慎重に…。

運営管理機関は将来変更することも可能ですが、すでに運用している商品をすべて一旦売却し現金化するので、タイミングによっては運用の損失が出ることも。また、手続きに2ヶ月ほどの期間や、変更に伴う費用がかかる運営管理機関もあります。
ですので、「早く始めなきゃ損!」と焦って運営管理機関を決めてしまわないように、基本の3つのポイントをしっかり確認して選びましょうねー。

(文中の情報は2017年3月時点現在)

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