iDeCoは、原則、拠出した掛金を60歳以降の受取まで引き出せないのがデメリット。
でも老後資金のための資産形成ならば、むしろ引き出せないことは強制力となって、急な出費などで使ってしまうような心配はありません。
とはいえ、長い拠出期間中にはライフスタイルの変化などで、一時的に減額をしたい時もあるでしょう。そんな時は掛金額を変更して資金計画を見直すことが出来ます。
掛金は、職業や立場(自営業、サラリーマン、公務員、主婦(夫)など)によって定められた上限額までの任意の金額(5,000円以上1,000円刻み)を決めて拠出しますが、年に1回だけ金額変更が可能です。
先日、iDeCoの掛金額を変更するため、運営管理機関のWEBから必要書類の請求をしました。
郵送で届いた「加入者掛金額変更届」には
『掛金額の変更につきましては、毎年4月から翌年3月までの間(※)に1回だけ変更可能です』
(※)2018年からは、12月分の掛金から翌年11月分の掛金(実際の納付月は1月〜12月)に変更されています。
『国民年金基金連合会で管理する原簿更新のスケジュールにより、変更手続きが完了するまでにお時間を要する場合があります』
と書かれていました。
実際にどれくらいの時間を要するのか気になってコールセンターに問い合わせてみると
『基本的には運営管理機関ごとの毎月の締切日までに書類が到着し、当月の20日までに国民年金基金連合会で書類が受け付けられた場合、原則、翌月の掛金引落しから変更後の金額となる』
とのこと。
運営管理機関に書類請求してから2ヶ月程度かかると思っておいた方がよさそうです。
また、記入例を見ると「基礎年金番号」欄があり、「本人確認書類のコピー」の提出も必要です。
金額を変更するだけなのに、ちょっと面倒くさいー!
と思ってしまいました。
このように、加入者専用サイトでは簡単に変更できず、書類を郵送で取り寄せないといけないなど、手続きにはちょっと手間と時間がかかります。
とはいえ、iDeCo加入後の資金計画の変化にも柔軟に対応できると、無理のない範囲で老後資金準備ができますね。
★2017年12月23日現在の情報です
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