Read Article

iDeCoの運営管理機関から「重要なお知らせ」が届いていませんか?

先日、iDeCoの運営管理機関から「重要なお知らせ」という郵便が届きました。
iDeCoに加入しているみなさんのところにも届いていませんか?

封書の表には、

『確定拠出年金 書類在中』

とあります。

実はこれ、年に一度送られてくるiDeCoの「お取引明細」。

加入するiDeCoの資産残高等に関する定期報告で、1年間のiDeCo口座でのさまざまな明細が記載されています。

iDeCoの口座情報は、iDeCo専用サイトにアクセスすればいつでも確認できますが、いつでもできるゆえ逆にあまり確認しないなんてことありませんか?

そこで今回は、わたしが加入するSBI証券の運営管理機関SBIベネフィットシステムズから送られてきたお知らせを参考までにご紹介しますね。

記載内容は、

・資産残高
・掛金に対する損益額
・運用指図変更状況、掛金配分の状況、掛金配分の変更履歴
・掛金情報
・移換情報
・手数料情報
・確定拠出年金制度加入資格取得、喪失年月日履歴、通算加入者等期間

です。

項目名がカタめの漢字ばかりで眉間にシワがよりそうですが、書かれている内容はわかりやすいのでご安心を。
まず「資産残高」では、作成日現在(今回の作成基準日は2019年3月31日)の資産残高合計額とポートフォリオ内容がわかり、1年前との比較もできます。

資産残高を見ると前回比で着実に資産が積み上がっているのが確認でき、地道ながらも目的に向かって進んでいる実感が持てます。

そして「掛け金に対する損益額」には、拠出した掛金の累計と資産残高の対比が。

損益額に「マイナス」表示があれば、資産残高の時価評価額が拠出した掛金額より減っていることに。
なければ、増えたことになります。

ちなみに、わたしは若干の「マイナス」。

この要因は、

・基準日時点で保有していた運用商品に評価損が出ていた
・スイッチングにより過去に運用商品を解約した際に運用損が出た
・手数料の控除により資産が目減りした

ことが考えられます。

要因について詳しく分析したい時は、「運用指図変更状況、掛金配分の状況、掛金配分の変更履歴」でスイッチングの確認や、「手数料情報」でこの1年間に負担したコスト(※)の合計を見れば、おおよその状況握ができます。
(※)運用商品ごとの信託報酬は含みません。

とはいえ、損益額はあくまでも現在の資産残高を時価評価額したらどうかというものなので、わたしは参考程度に見ています。

今回送られてきた「お取引明細」の定期報告は、最近あまりiDeCo資産のチェックができてなかったので、ちょうどよい振り返りになりました。

老後のための資産形成として始めていることなので、ほったらかしでいいの、という声もあるかもしれません。

でもゴールに向かって計画的に進めているかを確認できるツールでもあるので、是非この機会に目を通してみましょう。

★2019年5月6日現在の情報です
(執筆 冨田仁美

COMMENT ON FACEBOOK

Return Top
G-PX859W0BJK