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【最新ニュース】みずほ銀行、通帳発行を有料化!通帳レスが加速する!?

日本経済新聞に「通帳発行に手数料、みずほ銀行18日から 横浜など地銀も」という記事がありました(2021年1月16日付け)。

え――!これから通帳を繰り越すときも手数料がかかっちゃうの?

と、心配された方も多かったのではないでしょうか。

今回、みずほ銀行の通帳発行で、1冊あたり1100円(税込)の手数料がかかるのは、2021年1月18日以降に新規で口座開設(普通預金、当座預金、貯蓄預金、定期預金、外貨普通預金、外貨定期預金)した人が対象となります。

それ以前に口座を開設済みの人や、70歳以上の人は対象外で、これまで通り無料で通帳の発行を受けることが可能です。

ただし、すでに口座を保有していても、毎年1月末時点で1年間以上記帳がない口座は、自動的に「みずほe‐口座」(通帳を発行しない口座)に切り替わるそうです。切替後は、インターネットバンキングで口座の入出金明細を確認。窓口やATMでの入金は、キャッシュカード(通帳は使えない)ですることになります。

いままで通り通帳がないと不便~!

という方も、希望すれば無料で通帳発行してもらえるそうですからご安心を。その場合でも通帳を紛失してしまうと、再発行扱いとなり手数料1100円(税込)がかかるので、なくさないようにしましょう。詳しい情報を知りたい方は、みずほ銀行のHPでご確認ください。

通帳発行の有料化は、みずほ銀行が先行した形ですが、2月には横浜銀行、4月には三井住友銀行でも手数料がかかるようになります。現在、有料化が予定されていない銀行にも、今後この流れは波及しそうです。

というのも、紙の通帳の発行は、銀行にとって大きなコスト負担だから。通帳を作成する費用や、通帳発行のための人件費、1口座あたり年200円の印紙税を銀行が負担するなど、億単位の経費がかかっています。そこへ、オンライン、デジタルの時代となり、紙の通帳を必要としなくなった人も増えてきました。このような背景から、銀行が通帳レスへ動き出したのも、自然な流れと言えるでしょう。

とはいえ、家計管理に銀行口座の入出金明細はこれからも必要!という方も、インターネットバンキングを利用すれば心配はいりません。

紙の通帳に代わるデジタル通帳の推進で、みずほ銀行は従来の3ヶ月から最大10年間、三井住友銀行は30年間の取引履歴を確認できるようになりました。インターネットバンキングができる方は、むしろ通帳レスの方が便利かもしれませんね。

それでも、わたしは通帳派!という方は、未記帳が合算されてその間の明細が一行にまとめられたり、通帳を発行しない口座に該当しないよう、時々は記帳しておくことをおすすめします!

(執筆 冨田 仁美

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