「私がつみたてNISAを楽天証券でしている3つの理由」で書いたように、楽天証券で投資信託を積み立て、保有することで、実に多くのメリットを受けられます。
メリットの一つであった「投資信託の保有残高に応じて、毎月ポイントがもらえる」という楽天銀行ハッピープログラムの仕組みが、8月1日から改悪となります。
どのように改悪なのか、説明しますね!
- 現在のポイント付与方法
- 変更後のポイント付与方法
- ポイントが付かなくなる銘柄とは?
現在のポイント付与方法
今は、月末の投資信託保有残高10万円あたり4ポイントもらえます。もし80万円あれば、32ポイントつき、毎月3万円ずつつみたてNISAで積立していれば、4ヵ月後にはさらに4ポイント増え36ポイントつくという計算となります。
※楽天銀行HPより引用
変更後のポイント付与方法
このポイントの付き方が、大きく変わります。簡単に言うと
「コストの低い投資信託を持っている人にはポイントはあげないよーー」というもの。一体どうなるのでしょうか。
8月1日以降の投資信託保有残高によるポイント付与は、こうなります。
た、対象外??ポイントがなんとつかなくなるケースもあるとのことです!
ポイントが付かなくなる銘柄とは?
恐る恐る最後の「銘柄グループおよび対象銘柄一覧はこちら」をクリック…
ポイントが今よりも下がるDグループと、対象外グループは10ファンド。
※楽天銀行HPより引用
ええ、もちろん信託報酬重視で積立していた私の保有している銘柄も入っていますとも。ああ残念。
eMAXIS Slimと信託報酬はそんなに変わらない雪だるまシリーズが対象外なのはなぜ?と思い調べてみたら、楽天証券の取り分は、雪だるまの方が少ないようです。
例えば、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の信託報酬は0.1144%。そのうち、販売会社である楽天証券の取り分は0.042%。
一方、SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま(全世界株式))の信託報酬は0.1102%。そのうち、楽天証券の取り分は0.022%。
もしDグループに入ってしまった場合、保有残高が100万円ある人にとっては、月10ポイント、年120ポイント少なくなってしまいますね。対象外銘柄の場合は、年480ポイントが消えることとなります。
この改定は、8月末時点での平均残高につくポイントから反映されます。2021年10月2日進呈分以降が変更の対象です。
楽天証券に投資信託をお持ちの方で、楽天銀行のハッピープログラムを連携している方は、ぜひチェックすることをおススメします。残高が大きい人であれば、時期をずらしながら銘柄を変更するのもありかも知れません。
改悪と言いながらも、個人的には、楽天グループの経営的には長く続くための好材料とも受け止めています。楽天カード決済で積立投資をしており、すでに相当ポイントをもらっているため、感謝しながら、今後も積立を続けていきたいと思います。
★2020年7月28日現在の情報です
(執筆:鈴木 さや子)
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