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【用語解説】新NISAとは


新NISAとは、2024年1月に始まった「少額投資非課税制度」の名前です。もともと2014年に始まっていた「NISA(少額投資非課税制度)」の内容が大きく見直されたため「新」とついているのです。

通常の投資では、売却した時の利益や株の配当金などの利益には20.315%の税金が課されます。しかし、NISA口座を使って投資をすれば、一定枠までの利益が非課税になります。

イギリスのISA(Individual Savings Account=個人貯蓄口座)がモデルとされており、日本版だから「N」がついてこの名前になりました。

■旧NISAと新NISAのちがい

2023年までのNISAと2024年からの新NISAのちがいは主に4つあります。

①非課税で運用できる期限が撤廃されて「永年」使えるように!
②非課税で投資できる金額が大きく増えた!
③制度の期限があったため非課税で投資できる総額は増えなかったけれど、新NISAでは途中売却したらその分「簿価」で翌年に非課税枠が復活する!
④旧NISAでは「一般NISA」と「つみたてNISA」を同時に使えなかったが、新NISAでは「成長投資枠」と「つみたて投資枠」を併用できる!

■新NISAの概要

■旧NISAと新NISAはまったく別の枠組み

2024年まで旧NISAで運用していた人は、そのまま非課税期間終了まで非課税で保有可能です。
2つのNISAはまったく別の枠組みなので、旧NISAでの運用商品を新NISAに移すことはできませんし、新NISAが出来たからと言って、旧NISAでの運用をやめる必要はありません。旧NISAでの運用には非課税期間がありますので(一般5年、つみたて20年)、終了時期は忘れないようにしましょう。

■新NISAの金融機関について

新NISAの金融機関は、旧NISAで使っていた金融機関から変えることもできます。また、色々な制限があるため注意が必要です。

・1人につき1つの金融機関でしか開設できない
・成長投資枠とつみたて投資枠も同じ金融機関となる
・年単位でないと金融機関は変更できない

以上、新NISAに関する簡単な全体像をお伝えしました。別記事で「成長投資枠」「つみたて投資枠」について用語解説をする予定です。

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