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【用語解説】トータルリターンって?

今回は、【用語解説】基準価額って?で紹介した、トータルリターンについて解説します。

基準価額の高い安いだけでは、運用のよしあしは判断できない。ファンドの運用成績のよしあしを見極める場合には、トータルリターンを参考にするとよいでしょう。とお話ししました。

では、トータルリターンとは何でしょうか。

トータルリターンは、ファンドがある期間内において、どれくらいの成績をあげられたかを示したものです。
パーセンテージで表されています。(3年以上の場合は、年率換算)
投資している株式や債券などの損益だけでなく、分配金も加味して計算されています。

このトータルリターンを見ることで、運用のよしあしを判断することができます。

トータルリターンは、モーニングスターのHPで確認できます。
調べたいファンド名で検索し、ファンドのページにある「リターン」のタブを開けると、期間別のトータルリターンが見れますよ。

たとえば、同じ投資対象(日本株式)、同じ運用スタイル(アクティブ)で比較してみると(出典:モーニングスター 2020年5月末時点)

・フィデリティ・日本成長株・ファンド:トータルリターン 1年 / 12.52%
ひふみプラス :トータルリターン 1年 / 11.49%

同じ運用期間、同じ投資対象、同じ運用スタイルで、あまり運用成果に違いはなさそうです。

どっちのファンドでもいいのかな?

と、思ってしまうかもしれません。
では、期間を変えてみるとどうでしょう。(3年以上は年率換算)

・フィデリティ・日本成長株・ファンド
トータルリターン 3年 / 3.74%
トータルリターン 5年 / 2.77%

ひふみプラス
トータルリターン 3年 / 5.89%
トータルリターン 5年 / 9.09%

1年でみたトータルリターンよりも、3年、5年と期間を長くするとトータルリーターンに違いが見えますね。

1年という短い期間では、ファンドの運用成果の違いがよく表れない、あるいは投資対象の市場全体の一時的な影響を受けてしまうこともあります。

たとえば、今回比較した2つのファンドが投資する日本の株式市場が、全体的に上昇したり下落したりするケースでは、運用会社の銘柄選定力の違いが成果の差に表れにくいことがあるんです。

でも期間を長くしてみると、一時的な影響もならされてファンド本来の運用成果が表れます。

確定拠出年金の運用期間は、数十年と長いのが一般的です。
ファンドの運用成果を見る時は、短期間だけでなく、長期間の数値も合わせて参考にするとよいですね。

(執筆 冨田 仁美

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