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人生100年時代に備える「積み立て投資」って、本当に有効なの?

2019年6月4日の朝刊各紙で多くの方が目にしたのではないでしょうか。

「95歳まで生きるには夫婦で2000万円の蓄えが必要!」

これは金融庁の金融審議会がまとめた報告書の内容を伝える記事の見出しなんですけど、わたしの住む地方紙では1面のトップ記事として大きく報道されていたので、その扱いにもちょっとビックリしました。

と同時に、95歳まで生きるってどういう前提なのだろうと思いましたが、現在60歳の人の25%は95歳まで生きる推計があるそうなんです。

試算では夫65歳、妻60歳の夫婦のみの世帯の毎月の収支で、月5万円の赤字になるとされています。
老後の期間を30年とすると2000万円近く不足することに。

公的年金だけでは老後の生活資金を賄えず資金不足になるので、今から自分たちで老後に向けた資産形成をしましょう、という報告書の内容を伝えています。

その手段のひとつとして「つみたてNISA」や「iDeCo」の活用が紹介されています。

つみたてNISAとiDeCoは、ともに「積み立て投資」スタイル。
だいぶ認知されてきていますが、昨今のマーケット動向や経済状況をふまえると

本当に資産形成に役立つのかなーーー。

と、まだ一歩踏み出せないでいる人もいるのではないでしょうか。

そこで、今日は日経新聞の電子版に興味深い記事を見つけましたので紹介しますね。

『積み立て投資、長期継続が果実生む 平成相場で検証  (QUICK資産運用研究所 高瀬浩)』
(詳しく読みたい方はコチラ→ 

記事は、平成30年間を通して積み立て投資をしていたらどうだったかを、日経平均と平成に入ってから設定された投資信託で検証しています。

平成といえば、バブルの崩壊から始まりリーマンショックによる不況そこからのアベノミクスで回復軌道に乗る、といった経済面で変動が激しかった時代。

そのような期間に「積み立て投資」をしていたらどうだったかの結果って、大変興味ありますね!

まず日経平均を金融商品と仮定して積み立て投資したケースでは、日経平均は平成スタート時点まで回復していないのに、運用リターンはなんと1.5倍にもなったそう。

また今回検証の対象となった約3300本の投資信託のケースでも、92%が設定来の積み立てリターンがプラスの結果だったようです。

あくまでも検証した時点での結果ではありますが、つみたてNISAやiDeCoを始めようと思っている人には参考になるデータではないでしょうか。

ただし、長く積み立て投資をすることはプラスの結果になりやすいとしても、積み立て中には大きく「含み損」の状態が続くことがあるケースも知っておくとよいですね。

たとえば、先ほどの日経平均のシミュレーションのケースでも、2002年末(投資を始めて13年後)には投資元本の半分もの含み損が出ています。

その後日経平均が平均購入単価を上回り、本格的に含み益が出だすのは2013年以降です。

ガマンの期間が結構長かったですね。

ちなみに平成が始まった頃の日経平均は3万円を超えていました。現在(2019年5月末)は2万円ちょっと。
このように投資を始めた頃より低い水準にもかかわらず、運用リターンが1.5倍にもなったのはコツコツ時間分散しながら積み立て投資を継続したからこそ。

また長期的に値上がりが期待できる資産に投資することが、最終的に運用リターンをプラスにするポイントです。

これらの検証をふまえると、やはり「積み立て投資」は老後の資産形成に有効な手段のひとつと言えそうですね。

コレ!という投資対象に絞り込んだり、あるいは投資対象を分散するなど、自分に合った「積み立て投資」のスタイルを見つけ、前向きな人生100年時代の備えをしてはいかがでしょうか。

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