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新NISAのつみたて投資枠とは?初心者に向いている4つの理由

「投資をはじめたい」と思ったとき、多くの方が興味を持つのが「新NISA」ではないでしょうか。

この記事では、新NISAのうち、特に投資初心者さんに向いている「つみたて投資枠」の基本的な仕組みと、向いている4つの理由をわかりやすく解説します。

新NISAのつみたて投資枠って、どんな制度?

新NISAは、2024年1月にスタートした国の制度で、投資で得た利益に税金がかからないとても有利な仕組みです。日本に住む18歳以上の方なら、誰でも使えます。

新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つがありますが、投資初心者さんにとくに向いているのが「つみたて投資枠」です。

まずは、新NISAの主な概要をみていきましょう。

新NISAの大きなポイントは、非課税期間が無期限だということです。2023年以前の旧「つみたてNISA」では最長20年という期限がありましたが、新NISAではいつまでも非課税のまま運用を続けることができるようになりました。

また、年間投資上限はつみたて投資枠120万円・成長投資枠240万円の合計360万円、そして生涯を通じた投資上限は1,800万円です。もし途中で一部を売却すると、売却した商品の購入金額分の枠が翌年以降に復活し、再利用できます。これも新NISAならではの特徴です。

枠の復活についてくわしくはこちら →【用語解説】新NISA 投資枠の復活とは

なお、2023年末まで利用できた旧「つみたてNISA」はすでに新規購入が終了しています。旧つみたてNISAで積み立てていた方は、そのまま購入年から最長20年間、非課税で保有を続けることができますので、あわてて解約する必要はありません。現在新たに積立投資をはじめるなら、新NISAのつみたて投資枠を使うことになります。

投資初心者さんに向いている4つの理由

新NISAのつみたて投資枠は、特に投資初心者さんが投資をはじめやすい制度設計です。ポイントは次の4つです。

ポイント①:少額からできるから、はじめやすい

つみたて投資枠では、月1000円など少額からスタートできるので、まとまった資金は必要ありません。金融機関によっては、最低100円から積立投資ができますよ。少額からできるので、投資をはじめやすく、運用の値動きによるドキドキも少なくてすむ効果もあります。ただし、少額すぎると損してしまう可能性は少なくなる代わりに、運用効果も少なくなることは知っておきましょう。

ポイント②:厳選された投資信託ばかりだから、商品が選びやすい

つみたて投資枠で購入できる投資信託は、金融庁が定める一定の条件を満たし、長期の積立投資に適した投資信託が対象となっています(金融機関ごとに取り扱い商品は異なります)。コストが高すぎたり、仕組みが複雑だったり、頻繁に分配金を出すような投資信託は除外されているので、投資初心者さんが長期の資産形成に不向きな商品を選んでしまう心配が少ないのです。
「どれを選べばいいかわからない」という方でも、選びやすい環境が整っています。

ポイント③:積立だから、買付けタイミングに悩まなくていい

つみたて投資枠は、毎月など何回かに分けて買付けるスタイルなので、「今買うべき?」と買付けのタイミングに悩むことはありません。年間の買付けサイクルを設定してしまえば、あとは自動で積み立てられるので、手間もかからず楽ちんです。

ポイント④:積立だから、買付時期がバラバラで、リスク分散に期待ができる

何度かに分けて投資信託を買付ける積立投資は、買付けの時期もバラバラに。すると、高かったり安かったりする投資信託の買付け値段がならされて、自然とリスクが分散される効果が期待できます。この買い付け方法の効果のことを「ドルコスト平均法」といいいます。

ドルコスト平均法について知りたい方はこちら→【用語解説】ドルコスト平均法

金融機関は慎重に選ぼう

つみたて投資枠は、主な金融機関ならどこでも始められますが、次の項目は金融機関ごとに異なります。給与受取のメインバンクだけでなく、他の金融機関のサービス内容もチェックしてみましょう。

・取り扱う投資信託の商品、取り扱い数
・積み立てできる最低金額
・積み立てサイクル(毎日、毎週、毎月など)、ボーナス時の取り扱い

また、NISA口座は1人1口座のみで、つみたて投資枠と成長投資枠を別々にすることができません。そのため、成長投資枠も使いたい場合は、成長投資枠で何が買えるかもチェックを。特に銀行のNISA口座では、個別の株式を買うことはできないため、注意が必要です。

NISA口座については金融機関の変更はできますが、手間と時間がかかります。最初の金融機関選びはじっくり比較してから決めましょう

どの金融機関で始めるか迷っている方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
新NISAはどこで始めるべき?金融機関の選び方を解説

また、積立の引落し口座の指定も、大手銀行だと自行のみの取り扱いとなるなど、利便性にも注意が必要です。

まとめ

新NISAのつみたて投資枠は、投資初心者さんがはじめの一歩を踏み出すのにとても向いている制度です。ここで紹介した4つのポイントをまとめてお伝えします。

  • 少額からはじめられるから、初めてでもリスクを抑えてスタートできる
  • コストが一定水準内などの要件を満たした商品だけが対象だから、選びやすい
  • 自動積立だから、買うタイミングに悩まなくていい
  • 時期を分けて買うことで、自然とリスクが分散される

「投資は難しそう」「失敗したらどうしよう」「でも気になっている」と感じている方こそ、まずはつみたて投資枠の少額積立からはじめてみてください。積立投資は、長く続けて、少しずつ効果が表れていくものです。時間を味方につけるためにも、気になっているならば早く始めるのが得策ですよ。

★2021年1月22日現在の情報です
★2026年3月22日更新
(執筆 鈴木 さや子

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