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【つみたてNISAを使いこなそう!】20年の非課税期間のルールと、20年後はどうすればいい?

つみたてNISAは、投資信託で積み立てて、運用で増えた利益が非課税になる、とってもおトクな制度。(つみたてNISAの制度概要については、こちらを参照ください)

ところが、制度の仕組み自体をきちんと理解している人って、少ないように思います。

どんなおトクな制度も、ルールを正しく知らないと、効率的な資産形成ができません!逆に、しっかり理解すれば、そのおトク度を満喫することができちゃいます。

そこで今回は、つみたてNISAの「20年の非課税期間」について詳しく解説します。

■つみたてNISAの非課税期間20年とは、こんなルール

つみたてNISAで非課税にできる積み立て枠は、年40万円まで。毎月の積み立て額にすると33,333円です。

そして、運用益に税金がかからず保有できる期間は最大20年

たとえば、2021年に積み立てた合計40万円は、20年後の2040年まで非課税のまま運用を続けられる、ということです。これが「非課税期間20年」の意味です。

2040年までしっかり運用を続けてもよいし、それまでの間にお金が必要になれば、積み立てた投資信託はいつでも売却できます。売却は、一部でも、全部でも可能です。

非課税で運用できる期間は20年といっても、20年間保有し続けないといけないわけではありません

ただし、途中で売却すると、次の点で少しもったいないかもしれません。
・続けていたらもっと増やせていたかもしれない
・非課税で運用できたはずの機会を(売却した分については)逃してしまう

非課税枠は、一度売却してしまうと復活ができない「使い切り」なんです

また、非課税枠を使わなかった、使い切らなかった場合の繰り越しもできません。2021年に積み立てをしなかったら、2021年分の非課税枠はなかったことになります。

つみたてNISAの制度は、今のところ2042年までの期限付きなので、2021年からスタートすると22年間積み立てられます。年40万円までの上限いっぱい22年間積み立てた場合、880万円の非課税枠が使えることに。もし、2022年からつみたてNISAをスタートすると、使える非課税枠は840万円。こんな風にスタートが遅れるごとに、40万円ずつ非課税枠が少なくなります。

なるべく多くの非課税枠を使って資産形成するなら、早めにスタートしましょ

■20年積み立てた後って、どうすればいい?

さて、つみたてNISAで積み立てた資産は、20年後、どうすればよいのでしょう?

非課税で保有できる期間20年を過ぎたら、次の2つの方法から選択します。

① 課税口座に移し、運用を続ける
② 売却し、現金化して受け取る

シンプルなのは、20年後に非課税でまるまる受取り、必要な出費の支払いにあてたり、老後の生活費の一部にすることですね。

ちなみに、2021年と2022年に積み立てた分は、20年後が2040年と2041年になります。現行の制度ですと、2042年まで新規に積み立てができるので、この2年間の分に限っては再度つみたてNISAの資金にあててもよいですね。

一方、20年後に特に使う予定がない場合は、必要になるまで課税口座で運用を続けてもよいでしょう。

課税口座に移した後の税金の考え方は、以下の通りです。

つみたてNISAの口座から、課税口座(特定口座または一般口座)にお金が移動する際の金額は、20年後の資産額となります。増えていたら増えた額、減っていたら減った額で課税口座に移り、その後の課税はその額が基準となります。

たとえば、積み立てた40万円が20年後に60万円になっていたとします。その場合、増えた20万円は非課税なので、60万円まるまる課税口座に移ります。その後、課税口座で売却した時に70万円になっていたら、増えた10万円分にだけ課税されます。

残念なのは、積み立てた40万円が20年後40万円が30万円になってしまったとき。

その場合、30万円を課税口座に移して運用を続けることで、回復を待つことができます。しかし、課税口座にとっては30万円から運用がスタートした、とみなされます。なので、その後もし40万円に戻って売却したら、ちっとも増えていないのに、税金の計算上では40万円-30万円=10万円に対して課税されることになります。

このように、非課税期間を終えるときに積み立て額が増えている場合は、課税口座に移して運用を続けてもよいですが、減っている場合は、売却の方がよいかもしれませんね。

20年も積み立てて、減ってしまっては残念すぎます。そうならないための一つの方法が、投資先の分散です。こちらのサイトも参考になりますよ。
公的年金を運用しているGPIFのサイト「長期分散投資の効果」

いかがでしたでしょうか。

今回は、つみたてNISAの20年の非課税期間のルールと、20年後はどうすればいい?についてお伝えしました。

制度のルールがわかったら、ぜひご自身の活用方法を考えてみましょう。あらかじめライフプランと重ねてイメージしておくと、つみたてNISAをより有効に使いこなせます

次回のコラムでは、「30歳でつみたてNISAを始めた人」を想定した活用事例の紹介をしますね。

★2021年4月4日現在の情報です
(執筆 冨田仁美

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