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とうとう発表!税制改正大綱!新しいNISAの疑問点について解説!②

令和5年度税制改正大綱が発表されました。今回もたくさんの改正案が盛り込まれましたが、首を長―くして待っていたのがNISAに関する内容!大綱を読み込み、つみたてNISAを作りあげた金融庁の方のお話も伺った上で、最新情報をお伝えします!

きっと誰もが知りたかったことをQ&A方式で解説しますね!!本記事はQ&A第2弾です!
第1弾はこちら

※あくまで税制改正大綱です。正式に決定するのは来年の国会審議後可決してからです。

Q6:新しいNISAは、今のNISA口座がそのまま引き継がれるの?

今のNISAと新しいNISAは全く別の制度になるため、引き継がれることはありません。2024年以降も、今のNISA口座内では非課税運用が続けられ、新しいNISAへの新規投資は別の口座で行います。
ただし金融庁の方によると、手間がかからないように、今NISA口座を持っていれば同じ金融機関であれば、自動的に新しいNISA口座が開くようにしたいと考えているそうです。今後の動向を見守りましょう。

Q7:今の一般NISAの非課税期間終了後、新NISAにロールオーバーできるの?

一般NISA口座内で投資した運用資産について、非課税期間が終了する5年後を迎えた時期が2024年以降となっている場合(新NISAスタート後)は、ロールオーバーはできません。現行NISAと新NISAが全く別の制度となるからです(新旧分離)。

Q8:未成年は対象とならないの?

なりません。18歳以上が対象です。
大綱が出るちょっと前に、新NISAでは未成年も対象になるかも…という話も聞こえましたが、今回は対象外となりました。

Q9:今のNISAと新しいNISAで金融機関を別にするのはOK?

できるとのことです。ただし、現行と同様、同じ年の中で金融機関を変更することはできません。具体的な手続きについては発表を待ちましょう。

Q10:投資できる商品は今の制度と同じ?

つみたて投資枠については、現行のつみたてNISA対象商品と同じです。

成長投資枠については、以下となり、現行の一般NISAより対象商品が限定されます

上場株式・投資信託等
ただし、①整理・整理銘柄②信託期間20年未満、高レバレッジ型及び毎月分配型の投資信託等を除外

Q11:ジュニアNISAでの変更点ってある?

ジュニアNISAは予定どおり2023年末をもって新規投資はできなくなります。5年間の非課税期間が終了した際、18歳になるまでは「継続管理勘定への移管手続き」をすれば、非課税で運用を続けられますが、改正後は、この手続きを省略できるようになるとのことです。これによって、手続きを忘れると、自動的に課税口座に移ってしまうデメリットがなくなります。

また、18歳になったら①課税口座へ払い出し、②新しいNISAへ移管を選択できる予定です。

新しいNISA制度について、ざっと個人的に気になっていたことをまとめました。以下、個人的雑感で締めたいと思います。

満額投資をするならば、年間360万円×5年間できます。また非課税保有限度額は、売却すれば再利用できるため、投資資金に余力があるならば、さくっと満額活用して、利益が出たらその分売却してまた投資する、というやり方は可能でしょう。

とはいえ一般的には、月30万円の投資ってハードルが高い人がほとんどではないでしょうか。恒久化されたわけですから、慌てて満額投資しなくても、可能な範囲で投資をしていけば良いでしょう。また、株式投資に慣れていない人は、つみたて投資枠も成長投資枠もすべてつみたて投資でOK!別の枠だけど、全く同じ投資信託をつみたてすることも可能です。

まずは、来年の春、このまま決まるかどうか注目していきましょう!今NISAを使っていない人は、2024年を待つ必要はありませんので、興味があるならばぜひチャレンジしてみてくださいね

★2022年12月25日現在の情報です。
(執筆:鈴木さや子

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