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専業主婦のままじゃダメ?将来の家計も参考にキャリアについて考えてみよう

共働きで働く夫婦が増えているなかで、「専業主婦でもいいのかな?私も働くべき?」など、不安や後ろめたさを感じたまま生活していませんか?

この記事では、専業主婦でいることにモヤモヤしている人に、自分の気持ちを整理することや、キャッシュフロー表などを作成して将来の家計に関する不安を“見える化”することをおすすめしています。

自分の気持ちや家計状況を知って、「専業主婦のままで家計は問題ない?」「もし働くなら、いつ頃から、どんな働き方がよさそう?」など、キャリアプランを考えるヒントにしましょう!

家事・育児は立派な仕事!罪悪感なんて必要ない?

「専業主婦でいるか、それとも働くのか」ということに、決まった正解はありません。家族が生きていくために収入は必要ですが、家事や育児も欠かせないものです。夫婦でどのように役割分担するのかは、各家庭の希望や事情に合わせて自由に決めれば良いのです。

家事や育児に集中できる専業主婦家庭は、共働き家庭にはない魅力もたくさんあります。家族に合わせて平日休日問わず家のことができ、「家の雑務をこなしやすく」「急なトラブルにもすぐ対応できる」ため、夫が仕事に集中しやすくなります。

そのため、もし周囲が共働きばかりで肩身が狭い思いをすることがあったとしても、後ろめたい気持ちや罪悪感を持つ必要は全くありません

専業主婦だとモヤモヤするのはなぜ?

本来、専業主婦であることに後ろめたさを感じる必要はありません。それでもモヤモヤが消えないときは、あなた自身の中に何か引っかかるものがある可能性が高いでしょう。

漠然とした不安や罪悪感は、その正体が分かるだけでぐっと減ることがあります。それなので、自分の心の声に耳を傾けて、自分の気持ちを一度整理してみてください

紙やスマホのメモ機能などに、「なぜ専業主婦だと不安なの?」「どんな状態なら理想的なの?」といったことを自問自答して書き出してみましょう。

例えば、かつて筆者が専業主婦だったときもモヤモヤを抱えていましたが、その原因を整理してみると、「将来の教育費などに関するお金の不安」と「自分の能力を高めたり社会とつながりたいといった自己実現に関する欲求」の2つが主な原因でしたよ。

お金の不安は家計簿やキャッシュフロー表で確認できる

仕事に対する想いは人それぞれだと思いますが、「お金の不安」は、多くの家庭に共通するものではないでしょうか?漠然としたお金の不安は、家計状況を確認することが解決の糸口になります

まず「現在の家計」は、家計簿などを使って収入や支出を把握することで、専業主婦として収入がないままでも大丈夫かどうかを確認できますね。これは「すでにできているよ!」という方も少なくないのではないでしょうか。

そこでもうひとつ確認してみて欲しいのが、「将来の家計」です。将来の家計は、「キャッシュフロー表」というツールを使って20年や30年先までの年間収支を予想することで確認できます。
<キャッシュフロー表のイメージ例>
キャッシュフロー表を作ると、将来起こりえる家計の危機にイチ早く気づくことができます
キャッシュフロー表を作った結果、「定年後に住宅ローンの返済が厳しくなりそう」「子どもが私立大学に進学すると、教育費が厳しそう」とわかれば、支出を減らす、働いて収入を増やすといった対策を取ることで、危機を回避できますね。

ですので、少しでもお金のことで不安があれば、一度作ってみて、将来を予想すると良いでしょう。キャッシュフロー表は、こちらのサイトなどから、ひな形を無料でダウンロードができます。

<参考>日本FP協会「家計のキャッシュフロー表」

もしご自分で作るのが難しい場合には、家計のことを相談できるお金の専門家(FPなど)に相談して作ってもらうのもおすすめですよ!

いつか働くなら将来のキャリアプランをイメージしておこう

キャッシュフロー表などで「将来の家計は大丈夫」とわかれば、お金の不安を感じずに専業主婦生活を続けることができますね!反対に、もし将来の家計が思ったより厳しそうであれば、「働こうかな…」と考え始める方もいるでしょう。

いつか働くつもりであれば、将来のキャリアプランを今からある程度イメージしておくと良いでしょう。なぜなら、「いつか働くぞ!」という気持ちがあると、今の行動も自然と変わるものだからです。

例えば、求人情報に目が向くことで「この仕事、自分に向いているかも!」といった発見があるかもしれません。または、やってみたい仕事に専門のスキルや資格が必要と分かり、「今から準備を始めよう!」となったりするかもしれません。

ただ、いざ仕事を始めようとしても、必ずしも自分の希望する仕事ができるとは限りません。専業主婦がいきなり正社員で年収300万以上などの道を選べるかというと、狭き門になるのが現実でしょう。特に40代、50代と年齢が上がればなおさらです。

そのため、「譲れない条件・譲れる条件」を考えておきましょう。譲れる条件が多いほど、仕事は見つかりやすくなります。次の表のように、「働く目的」や「時期」、「目標年収」「仕事内容」「勤務地」などに対する希望を、ひとつひとつ書き出すと整理しやすくなるのでおすすめです。

<自分が希望するキャリアプランを整理してみよう>
また、最初に述べた通り、専業主婦にはたくさんの魅力があります。働き始めると家族の生活にも影響が出ます。そのため1人で悩むのではなく、夫ともよく話し合って決めることが大切です。

例えば、「収入は低くてもいいから、自宅から近くて昼間だけ短時間で働けるといいよね」とか、「土日に仕事が入っても構わないけど、リモートワークがいいな」など、何を優先したいのかはさまざまです。

できるだけ自分達の価値観や希望に合ったキャリアプランを考えてみてくださいね!

★2022年5月9日現在の情報です
(執筆:張替 愛

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