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【ワーママ体験談】育児と仕事の両立のための「マインドセット」


「仕事と育児を両立できる自信がない…」。そんな不安を感じているパパとママは、少なくないはずです。

2児の母である私自身も、育児と仕事の両立のためには色々と工夫をしています。(共働きで働く私の体験談は、こちらの記事で紹介しています。)

それでも、やはり思い通りにいかないこともあって、落ち込んだり悩んだりすることがあります。そんなとき、私は「マインドセットを変える」という方法で、できるだけ気持ちを元気にして乗り切るように工夫をしています。

そこで今日は、少しでも前向きな気持ちで仕事と育児に取り組めるように、私が実践している「マインドセット」をご紹介します。

考え方次第で世界の見え方は変わる

「マインドセット」とは、自分が持っている思考回路のクセのことです。

例えば、コップに水が半分入っている時に「半分も入っている」と感じる人もいれば、「半分しか入っていない」と感じる人もいます。こうした思考パターンのことをマインドセットというのです。

ほかにも、「子育ては、ママが中心になってしなければいけない」とか「ご飯は手作りが一番だ」といった、思い込みや先入観を指すこともあります。

このコップに入った水の例でわかるように、たとえ全く同じ状況であっても、受け取る人のとらえ方次第で、良くも悪くも感じることができるものなのです。特に、子育てのように、決まった正解がない事柄については、マインドセットの影響が大きくなります。

つまり、仕事と子育てに対して、不安を感じていたり、自分を責めたい気持ちが強くなった時は、自分の考え方や捉え方を変えることで、希望や期待が持てるようになったり、自己肯定感を高めることができたりするのです。

そこでここからは、私が悩んだり落ち込んだりしたときに、どんな風に物事の捉え方を変えているのかについて、いくつか体験談を紹介していきます

理想を目指して忙殺されてしまうとき

かわいい子どもや、目の前にある仕事と真剣に向き合っていると、ついつい理想が高くなり、「あれもこれも」と、やることが増えていきます。

しかし、無理をし続けた結果、ストレスを抱え込みすぎて体調を崩したり、イライラして家族との関係が悪くなったりしたら、本末転倒です。

それなので、「ベストなパフォーマンスを出すためにも、まずは自分が心地よい状況を維持しよう!」といった、思考パターンを持つようにしています。

例えば、「忙しい時は、健康や日常生活に大きな支障がないことは、できる範囲で取り組めば良い」と考えたのです。多少部屋が散らかっていても、ご飯が手作りでなくても、意外と大きな問題は起きないものです。

そして家計に無理のない範囲で、お総菜宅配サービスや家事代行を使ったり、地元の掲示板で子どもの宿題を見てくれるアルバイトを募集したりしました。夫婦の負担も抑えられて良かったですよ。

こんな風に忙しさで苦しくなった時は、パフォーマンスを上げるためにも、おろせる荷物はできるだけ減らして、前向きな気持ちで休むようにしています

他人と比べて落ち込んでしまうとき

SNSやインターネットのお役立ちサイトなどを見た時に、うまくできない自分と比べて、落ち込んでしまった経験はありませんか?私はよくあります。

そんなときは、「ネットで見えている部分は一部だけ。自分にとっての正解とも限らない」という思考パターンを自分に言い聞かせています。

なぜなら、知識などを提供しているサイトでは「こうできたら理想的だよね」という内容が書かれていることが多いからです。実際にみんなができていることが書かれているわけではありません。
また、SNSについても、わざわざ自分が失敗した話をネットに公開する人は多くありません。SNSは、他人の良い部分や、得意分野の話が集まりやすい傾向にあるのです。

こうした表の部分だけを見ていると、なんだかみんなが全てできているような錯覚を起こしてしまうのです。

でも、みんな確実に「できていない部分」も持っているものです。私自身も、人からは「良くやっているね。」と言われることもあるのですが、実際にはできていないことがたくさんあります。思い返してみれば、周りの働くパパやママも同じです。

料理に時間をかける代わりに掃除はたまにしかしなかったり、親に子どもを預けてゆっくり休む日を作ったり。みんな、自分達の価値観に合わせて上手に手抜きをしたり、外部の力を頼っているものです。

それなので、「みんなできているのに、自分はできていない」と気持ちが沈んだときは、「みんな見えないところで努力や失敗をしているもの。自分は自分のペースで頑張ろう」と、思い直して、気持ちを切り替えています

こんなときはマインドセットを変えてみよう

ほかにも、私は次のような考えで落ち込んでしまうのですが、できるだけ前向きな気持ちに変われるにマインドセットを修正するように心がけています。

仕事の時間が確保できないと迷惑をかけてしまう

私も以前は会社員として働いていた時期がありました。子育て中は残業がしにくく、子どもの急な発熱などでも急に休む必要が出てきたりするため、仕事をする時間が十分に取れなくなります。すると、職場に迷惑をかけてしまうので、後ろめたく思うことが多かったです。

そんなときは、「自分が働きやすさを職場に求めることは、このあと子育てをするほかの人にも役立つだろう」と、気持ちを切り替えるようにしていました。

子育て以外にも、自分自身の体調不良や親の介護などで、急に思うように働けなくなる人はいるものです。急に仕事ができなくなる人がいても仕事が回るように、「職場の働き方改革が進むきっかけになれるだろう」と、前向きに考えたんです。

<職場に迷惑をかけていると後ろめたいときにおすすめのマインドセットの例>
・働き方改革が進む一助になると捉える
・自分が働きやすい職場なら、ほかのパパやママにとっても働きやすい
・自分自身の体調不良や親の介護などで思うように働けない人にも役立つ

もちろん実際には、できる限り短時間でも仕事を進めることや、周囲のお世話になったら感謝の気持ちを伝えることなども大切にしていましたよ。

うまくいかないからといって落ち込んでも、何も解決しません。それならば、仕事に集中できる気持ちのコンディションを整えることを優先し、自分の都合の良いように考えることも大切だと、あえて割り切ることがおすすめです。

子育ては仕事の足かせになる

ほかにも、子育てが仕事の足かせになっていると感じることはありませんか?私は仕事に熱中すると、この思考に陥りがちです。

でも実は逆に、「子育てが仕事に活かせている!」という部分もあるものです。普段はあまり意識できていないのですが、育児が億劫に感じた時はあえて考えるようにしています。

私の場合でいうと、理想通りには動かない子どもを育てることで、「臨機応変に対応するスキル」が身につきました。もともと頭が硬くて急なトラブルに弱かったのですが、待ったなしの子育て経験を積むことで、ずいぶん柔軟に解決策を考えることができるようになりました。

また、夫や親、ママ友などに子育てについて相談することを通して、自分にない様々な意見や考え方を聞けたとで、視野が広がり、仕事の幅が広がることにもつながったと思います。

仕事と育児を両立しようと頑張る生活の中では、落ち込むことがあるのは自然なことです。

でも、長い人生の中でも、育児が楽しめる時期は限られています。

みなさんも、ときには意識的にマインドセットを変えて、パパやママができるだけ楽しく過ごせるようにしてくださいね!

(執筆:張替 愛
★2023年12月7日現在の情報です
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