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親子でキャッシュレス体験をしてみよう【お小遣いで育てる子どもの未来】

クレジットカードやスマホのQRコード決済など、買い物の支払いにキャッシュレス決済を利用することが多くなってきました。今後、子どもの年齢や行動範囲によっては、現金払いよりキャッシュレス決済の方が便利な場面も増えてくるかもしれません。

子どもにキャッシュレス決済をさせるのは怖い、危ないんじゃないか、と遠ざけてしまうのではなく、子どもが上手にキャッシュレスと付き合っていけるように、親子で一緒に慣れていきましょう。

今回は、キャッシュレス決済を取り巻く日本の状況と、家庭でできるキャッシュレス体験についてご紹介します。

日本もキャッシュレス時代に突入!?

日本のキャッシュレス決済比率は、諸外国と比べ低めではありますが、2019年には26.8%と前年から2.7%も上昇し、増加傾向にあります。増加のきっかけとなったのは、消費税増税に伴う国のポイント還元事業。王道のクレジットカード払いに加え、スマホQRコード決済が新しく仲間入りするなど、キャッシュレス決済が一躍注目を浴びました。

また最近では、公共料金や住民税などもキャッシュレス払いができるようになり、利便性やポイントが付与されるおトクさ、非接触型の感染症対策の面からも利用する人が増えているようです。

政府は日本のキャッシュレス決済比率を2025年までに40%、将来的には世界最高水準の80%を目指していることから、今後ますますキャッシュレスが拡大していくと予想されます。

キャッシュレス決済と

キャッシュレス決済は「打ち出の小槌」じゃない!

以前、日用品を切らした時、当時3歳の娘に「Amazonが持ってきてくれるよ!」と言われ、焦ったことがあります。

みなさんは、子どもから「カードで買って!」「スマホでピッして!」「宅急便が持ってきてくれるよ!」と言われたことはありませんか?

子どもは「クレジットカード=魔法のカード」「スマホ=何でもできちゃうスーパーアイテム」「ネットショッピング=勝手に届く」と勘違いしている可能性があります。目に見えないところでお金が動いているので、買い物をしている、という実感がわかないのです。

もしも子どもが、キャッシュレス決済を何でも買えちゃう「打ち出の小槌」と勘違いしているなら、学習のチャンスです!便利なキャッシュレス決済のしくみを、生活の中で伝えていきましょう。

キャッシュレス決済のしくみ

キャッシュレス決済には、3つの払い方があります。

一定の金額内まで購入できる使い切りや、あらかじめ入金した範囲内で繰り返し使えるプリペイドカードや電子マネーは「前払い」のキャッシュレス決済。商品と引き換えに銀行口座から即座に引き落とされるデビットカードは「即時払い」のキャッシュレス決済。買い物の時には代金をカード会社が立て替え、後からカード会社にまとめて支払うクレジットカードは「後払い」のキャッシュレス決済です。

みなさんがよく利用するキャッシュレス決済は、どのタイプでしょうか?
みなさんが普段使っている方法が、子どもにとっても身近なキャッシュレス決済になります。子どもがキャッシュレスをイメージしやすいよう、利用する機会に、しくみや注意点について具体的に話してあげましょう。

たとえば、「いま、お金をチャージしているところだよ」「銀行口座から自動的に引き落としてもらえるんだよ」と説明したり、「スマホで支払いができちゃうから、スマホをなくさないように気を付けないとね」と注意喚起するなどです

親子でキャッシュレス体験をしてみよう

親子で一緒にできるキャッシュレス体験例

子どもに、目に見えないお金の動きを実感させるには、体験が一番です。
即時払いのデビットカードや、後払いのクレジットカードよりも、その場ですぐに残額を確認できる前払いのプリペイドカードや電子マネーがおすすめです。

たとえば、
・レジや券売機で現金をチャージする
・レジや改札でカードを「ピッ」と反応させる
・レシートや券売機でカードの残額を確認する
・定期的に利用履歴の確認をする
・チャージ残高が不足していると払えないを体験する

など、子どもと一緒にカードを使って体験してみましょう。

電車に乗る時は、改札で一緒にカードをかざし「ピッ、してみようか」と促せば、きっと喜んで「ピッ」とタッチするでしょう。この時「いくら使ったのか?」「あといくら使えるか?」といった話をすると、実際に現金のやり取りがなくてもお金が動いていることを少しずつ意識できるようになります。

何度も体験を繰り返せば、カードで「ピッ」した分だけお金が減る!という感覚が自然と身に付いていくことでしょう。

わが家の娘もキャッシュレス体験中

わが家の娘は4歳の頃から、前払いの図書カードを使ったキャッシュレス体験をしています。

初めて図書カードを手にした時には、「このカードで5000円分の本が買えるよ。1000円札5枚分と同じだよ」と教えました。娘は「たくさんのお金が入っているんだね」と少し不思議そうでした。

本屋さんで、好きな本を図書カードで買い、レシートをもらって帰宅。レシートを見ながら、次はいくら分使うことができるか、残額を確認しました。

現金は、使えば財布のお金が減るのでわかりやすいです。しかし、図書カードでの買い物は、手元のカードに変化がなく、お金が減ったことがわかりづらいです。そこで、「使ったら減る」を意識するため、わが家ではキャッシュレス専用のお小遣い帳を用意し、いくら分のお金が減ったのかを確認するようにしています。

また、交通系電子マネーの残額が不足して改札を出られなかったときは、「お金が減っている」ことを体感できたようでした。
今後も、お小遣いを通して現金での金銭感覚を磨きながら、キャッシュレス体験の機会も増やしていきたいと思います。

子どもがキャッシュレスに触れる場面は、今後ますます増えるでしょう。
キャッシュレス体験の際には、お金と一緒で紛失や盗難に気を付け大切に使うこと、を忘れず伝えていきましょう。

次回は、子どもにも身近な交通系電子マネーについて詳しくお伝えする予定です。お楽しみに!

★2021年10月12日現在の情報です
(執筆:原田幸子
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