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【お小遣いで育てる子どもの未来】FP原田幸子の3歳の娘とはじめた「お小遣い」


皆さんのご家庭では、お子さんにお小遣いを渡していますか。
「まだうちには早いかな」「いやいやとっくに渡しているよ」など、ご家庭によってさまざまだと思います。

もし、「お小遣いが子どもの未来につながっている」としたら、皆さんはどのように感じられるでしょうか?

これから数回にわたり、子どものお小遣いについてお伝えしていきます。
すでに実践されているご家庭にも、またこれから始められるご家庭にも、お役に立てるような情報をお届けしていきたいと思います。

今回は、娘が3歳9ヵ月の時からスタートした我が家のお小遣いについてご紹介します。

お小遣いをはじめたきっかけ

昨年のお正月、娘は祖父母からお年玉をもらいました。
「お金」をもらえて嬉しい反面、何ができるのか?何を買えるのか?まったく見当がつかず戸惑う娘。

・好きなお菓子を買える
・読みたい絵本を買える
・行ってみたい国に行ける

子どもの興味がありそうな具体例を出して、「お金」と交換できるモノやサービスについて話をしました。すると、次第に目を輝かせ、ワクワクし始めました。

そして突然、

「このお金で、お友達のいるタイに行く!お金を貯める!」

と宣言したのです!

その後、積極的に「お金」に触れる機会を作ってみました。
・銀行にお金を預けに行く
・お買い物ごっこをする
・「お金」に関する絵本を読む
・ゲームで硬貨の名前や種類を覚える
・買い物体験をする
など。特に絵本からの学びは大きく、「お金を稼ぐ」ことにも関心を持ちました。

そこで、「稼ぐ」と「貯める」に興味を持った今がチャンス!と思い、3歳9ヵ月の時にポイント報酬制のお小遣いをスタート。

当初の目的は、次の3つとしました。
・「お金は、仕事をして稼ぐ」ことを実感する
・仕事をすると「ありがとう」のやりとりがあることを実感する
・自分の稼いだお金を「貯める」経験をする

我が家では、「お仕事」と「お手伝い」を使い分けています。
「お仕事」は、子どもが責任を持ってやり遂げると決めた約束事です。「お仕事」をしたら、その内容に応じたポイントを獲得し、30ポイントたまったらお小遣いを渡すルールです。

お小遣いは「学びを、実感と自信」に変える最強ツール

我が家がお小遣いをはじめて、特に良かったな、と思うことを2つご紹介します。

まず1つ目は、勤労感謝の日に「お父さん、お母さん、いつも働いてくれてありがとう」と感謝の言葉をかけてくれたことです。親からも「いつもお仕事をしてくれてありがとう」と伝えました。

仕事をすると「ありがとう」のやりとりがあることを親子で実感できた瞬間でした。

そしてもう1つは、硬貨の組合せや両替に慣れてきたことです。慎重派の娘ですが、お金の使い方が分かってきたことで自信をつけ、自分のお金で買い物をしたい、という意欲につながっています。

「お仕事」をして得られる達成感や、家族の喜ぶ顔が見られる幸せを実感しているようです。これらの気持ちが、お小遣いを続けられる原動力になっていると感じています。

お小遣いを続けるための我が家の教訓

一方で、まだ4歳なので、大変なこともあります。
試行錯誤の中から得た我が家の教訓を3つご紹介します。

教訓1:親子で一緒に管理や記録をする
読み書きや数を数える、といったサポートはもちろんのこと、お金の管理やお小遣い帳の書き方を、その都度わかりやすく伝える必要があります。最初は、時間がかかっていましたが、今では段取りを覚え、一人でできることも増えてきました。

教訓2:モチベーションを維持するために工夫をする
例えば、毎日のシール貼りなど、子どもが楽しみながら取り組める活動を取り入れています。また、「この表わかりにくい!見た目も可愛くして!」という娘の率直で厳しい意見を採用し、デザインも変更しました。

教訓3:信じて、黙って見守る
最初の頃、何度も「シール貼った?」と確認をしていました。せっかく「お仕事」を頑張ったのに、シールの貼り忘れはもったいない、という親心からです。しかし、子どもには自分のペースがあり、やる気がついていかずに逆効果になることも。

我が子を信じ、黙って見守る、これが意外と大変なのです。

理想は、子ども自身が「自分で考えて、できた!」と、自信につながるようなポジティブな声かけです。筆者にとっても「お小遣い」は、修行の場になっています。

お小遣いの経験が子どもの未来につながっていく

こうして振り返ってみても、お小遣いが親子にとってプラスになっていることを実感しています。

今後も「お小遣い」を通して、できるだけたくさんの成功や失敗を経験してほしいと思います。失敗をしても、親子だからこそ、フォローすることができますしね。

娘の性格や成長に合わせて改良しながら、お小遣いを続けていきたいと思います。

次回は、「お金の教育」や「お小遣い」はいつから始められるのか、をテーマにお届けする予定です。我が家のお小遣い奮闘記も登場しますので、お楽しみに!

★2021年2月20日現在の情報です
(執筆 原田 幸子

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