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5歳児のお小遣い、1年の成長を振り返る 【お小遣いで育てる子どもの未来】

わが家の娘は5歳で、お小遣い歴1年5ヵ月になります。お小遣いをはじめたばかりの頃は、お金の種類も曖昧で、使い方もわかりませんでした。

しかし現在は、お小遣いで買い物をする、銀行ATMで子ども名義の口座に入金する、プリペイドカードでキャッシュレス決済に挑戦するなど、親子で一緒に取り組めるようになりました。

今回は、お小遣を通じて成長したわが家の娘の1年を振り返ってみます。

4歳の時と比べて1年間でできるようになった3つのこ

お小遣いの習慣が身についた

いまやお小遣いは、娘の生活の一部になりました。

毎日、自分で決めた「お仕事」をして、お小遣い支給日の毎週日曜日にはポイントを集計し、お小遣いを受け取っています。

受け取ったお小遣いは、事前に決めた配分で3つの使い道に分け、お小遣い帳も自分でつけられるようになりました。そして何か欲しい物がある時には、お小遣い帳の余白に「欲しい物リスト」を書いておき、それをもとに買い物に出かけることもあります。

このような習慣が身に付いたのは、週単位の短いサイクルで、お小遣いの一連の流れを繰り返したからと感じています。達成感を定期的に得られるので、やる気をキープできたのでしょう。

家庭の中では「お仕事をしてくれてありがとう」「お小遣いをありがとう」という感謝のやりとりがあり、「次も、頑張ろう!」という原動力に繋がっています。

お小遣いを使いたいと思えるようになった

娘はまだ小さいため、1人で買い物に出かけたり、お金を持ち歩く習慣はありません。また、買い物の経験も少なく、いつ自分のお小遣いを使ったらよいかもわかりませんでした。

そこで、欲しそうな物がある時を見計らい「お小遣いで買ってみる?」と、意識的にお小遣いを使う機会を作るようにしました。

しかし最近は、親から買い物に誘わなくても、娘から「○○を探したいからお店に連れて行って!」と言い出すようになったのです。

買い物の際に、どこで何を売っているか、いくらぐらいかを話したり観察したことで、自然と買い物への意欲が芽生え、お小遣いで買いたいと思えるようになったようです。

誰かのためにお金を使えるようになった

この1年の一番の成長は、誰かのために気持ちく良くお金を使えるようになったことです。

娘はお小遣いを、「使う」「貯める」「人のために使う」の3つの使い道に分け、貯金箱で管理しています。「使う」と「貯める」は具体的にイメージしやすいですが、小さい子どもに「人のために使う」お金のイメージは難しいものです。

そこで、人のためにお金を使う体験をしてみました。たとえば、募金箱にお金を入れてみる、です。募金をすると「ありがとう」のお礼と笑顔が返ってきて、自分も嬉しくなることが体験できました。

また父の日には、ひまわり1輪をプレゼントし、お父さんがとても喜んでくれたことがありました。その体験をきっかけに、父母の誕生日には「自分からお花をあげたい」と企画してくれるようになりました。予算を決め、花屋を巡り、お気に入りの1輪を探す。この時の娘の真剣なまなざしとワクワクした表情は、見ているだけで幸せな気持ちになるものでした。

お小遣いを続けてよかったと思うエピソード

わが家の娘は3歳からお小遣いを始めました。次に、お小遣いを続けてよかったと感じた3つのエピソードを紹介します。

<エピソード1>お金の使い方を自分で決められた

お金の使い方をトレーニングするために「予算内で、イベントグッズを買って準備してね!」と娘にお願いしたところ、「家にあるもので作れるから、お金はいらないよ」とものすごい勢いで断られたことがありました。

「お金を使わずに工夫できることには、お金を使わない」という「お金の使い方」を娘自身が決めたのです。おかげで、イベントの準備がプライスレスな思い出になりました。

<エピソード2>お金に関する興味がふえた

筆者がクレジットカードでピッと会計をしている姿を見て「もうお金払ったの?そのカード貸して!」と言われたことがあります。娘は、財布から小銭を一つ一つ確認しながら会計をするので、キャッシュレス決済が不思議だったようです。

「これは、クレジットカード。後で使った分だけお金を払う仕組みだよ。でもカードには、大事な情報がいっぱい入っているから、貸すことはできないんだ。家に帰ったら、見せてあげるから、今はお財布にしまうね。」と簡単に説明し、帰宅後ゆっくりと説明する時間を作りました。

お小遣いを続けたことで、お金に関する「なぜ?どうして?」の問いかけが増え、親子で一緒に考える機会も増えました。お金にまつわるトラブルや注意したいことを伝えるチャンスにもなっています。

<エピソード3>約束を守ることの大切さを知った

週に一度のお小遣い支給日に、こんなことがありました。娘は、お小遣いがもらえることを楽しみに、1週間分の「お仕事」ポイントを計算するのですが、そのポイントが足りずにお小遣いをもらえなかったのです。「お仕事」はしていたのに、支給日に数日分を思い出しながらまとめて記録をつけたためです。

残念ながら、「お仕事」をしたかどうか記録がない分はポイントになりません。1ポイント足りずにお小遣いをもらい損ねて悔しがったり、「今から頑張るからポイントにしても良い?」と前借り交渉をしてくることもありました。しかし、約束なのでお小遣いは渡しませんでした。

このようにお小遣いは、お金の使い道を自分で考えられる、お金に関する興味が増す、自分で決めた約束を守れない時は悔しい思いをするなど、たくさんの学びになりました。

こうしてみると、小さいうちから始めるお小遣いにはメリットしかありません。お小遣いが、子どもの未来の生きる力につながってくれたらいいなと思います。

来年の目標、6歳のお小遣いはこうしたい

お金は、生きていく上で必要なものです。そのため、お金と上手に付き合える力を身に付けられるよう、お小遣いを続けていくことを一番の目標としています。

来年も、生活リズムや成長に合わせて、柔軟にお小遣いのルールを見直し、積極的な親子のコミュニケーションで楽しくお小遣いを続けていきたいと思います。

また、これまで同様さまざまな体験の機会を作り、親子で楽しく、お金の学びを深めてまいります!どのような歩みになるかは、今後のコラムでご報告しますね!

次回は、子ども名義の銀行の口座開設についてお伝えする予定です。お楽しみに!

★2021年12月28日現在の情報です
(執筆:原田幸子

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