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【お小遣いで育てる子どもの未来】0歳から始められるお金の教育


子どもへの「お金の教育」は、できるだけ早い方が良いと言われています。では、いつから始めるのがよいのでしょうか。

お買い物ごっこが始まったら?買い物に興味を持ちはじめた時?小学生に上がるタイミング?

わが家は0歳から始めました。えっ、0歳!?と思われるかもしれませんね。そこで今回は、わが家の事例を交えながら、0歳から始められる家庭でのお金の教育についてご紹介します。

■0歳から見て育つ「お金の大事さを伝える親の振る舞い」

子どもは、0歳の赤ちゃんの頃から、大好きなお父さんお母さんの言動をマネしながら大きくなっていきます。この時期は、親子のコミュニケーションを通して、親自身が物やお金を大事にしていることを伝えるチャンスです!

まずは、おもちゃの片付けなどで物を大事に扱うことを伝えましょう。物を大事にすることは、物を手に入れるために必要なお金を大事にすることに繋がります。まだ加減が難しい子どもは、物を乱暴に投げつけることがありますね。そんな時は、親が子どもにしてほしい行動を伝えながら、お手本を見せましょう。

次に、お金や財布です。赤ちゃんは、お母さんの財布が大好きです。筆者の娘も、これは何だ?と言わんばかりに、抱っこ紐の中から手を伸ばし、お金や財布に触ろうとしました。しかし「これは、○○を買うためのお金。大事だよ。」と言い聞かせ、頑として触らせませんでした。

是非、親の言動をマネしてくれる赤ちゃんの頃から、親自身が物やお金を大事にするお手本を見せてあげてください。

■0歳から始めたわが家の取り組み

筆者の娘が自発的に「お金」に興味を持ったのは、3歳のお年玉がきっかけです。それまでの期間は、いわば、お金の教育の「種まき期間」。そして、それ以降の「めばえ期間」を経て現在に至ります。種まき期間からどんなお金の教育をしてきたのか、わが家の取り組みをご紹介します。

<種まき期間>
0歳後半からは、お買い物が「お金」の学びにつながる絶好の機会ととらえ、次の2つを意識して行動しました。

・食育を兼ね「買い物実況」をする
・レジで感謝の気持ちを伝える

物には値段があり、お金と交換することで欲しいものを手に入れるのがお買い物。お店の人に感謝を伝えると気持ちよいお買い物になることを伝えるためです。

例えば、娘が大好きなバナナを買う時には「○○円と○○円のバナナがあるよ。」「お金を払うよ。」と、抱っこ紐の中の娘に話しかけました。そしてレジで品物を受け取る際には「ありがとう」を必ず。今では、4歳になった娘が支払いをした後に、店員さんに「ありがとうございます」とお礼をしています。

そして、会話がスムーズになってきた2歳ごろからは、
・商品を選んでカゴに入れる
・少額のお金を支払う
・自動販売機でお金を入れる
など、一緒に買い物することを楽しみました。

<めばえ期間>
3歳を過ぎると「なぜなぜ期」に突入し、一気に「お金」への関心が高まりました。前回のコラムでご紹介したお金に触れる機会を作るだけでなく、「お金」の学びにつながる親子の会話を大事にしています。

たとえば、こんな話をしています。

・お父さんやお母さんの仕事について
お金はどうやって手に入るの?という学びにつながる大切な仕事について、積極的に親の仕事の話や、仕事をしている姿を見せています。仕事で嬉しいことがあったときは、娘に報告すると「よかったね!私も嬉しいよ!」と満面の笑みで一緒に喜んでくれるんです。この上なく、幸せな瞬間です。

・人のために使うお金について
お金の使い方には、税金や社会保障、寄付金など社会や人のために使うお金があることを学ぶため、お小遣いで「人のために使うお金」も貯めています。災害などのニュースを見て何が起きているの?と社会の出来事に関心を寄せ、自分にできることはないか?を考えるきっかけとなっています。娘の誰かの役に立ちたい、という気持ちを一緒に形にしていきたいです。

・海外のお金について
自分の生活が世界とつながっていることに気づき、いずれは為替や投資の学びにつなげていくためのきっかけづくりをしています。食べることが大好きなわが家。日本でもなじみのある現地のお菓子や料理を楽しみながら、その国の通貨を触ったり、観察しながら学ぶようにしています。「いつか本場で食べたいね!」と夢が膨らみます。
(↓ こちらは、スコーンを作って、イギリス通貨の勉強をした時の様子をまとめたものです)

■お金の教育は早く始めた方がいい3つの理由

筆者が0歳という早い時期から「お金の教育」を始めたのは、次の3つの理由からです。

1つ目は、これからの時代は自分で資産をふやし、守る力が求められると考えるから。日本はますます人口減少と高齢化が進み、将来の年金や医療など社会保障に対する不安があります。そのため子ども自身が自分で道を切り開いていく力をつけて欲しいのです。

2つ目は、お金が目に見えないところで動く時代に移行しているから。金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(2020年)」によると、日常的な決済手段の現金の割合は低下し、クレジットカードや電子マネーなどキャッシュレス決済の割合が増えています。「見えないお金」と上手に付き合っていくために、「見えるお金」の基礎が必要です。

3つ目は、欧米と比べ、日本の学校における金融教育が進んでいないから。少しずつ導入が始まっていますが、体系的に学べる環境が整うのはこれからです。しばらくはお金の教育の主たる場所は家庭になると考えます。

このような理由から、わが家は0歳からお金の教育をはじめましたが、いつからスタートするかはお子様の成長に応じ、それぞれでよいと思います。

「お金」の基礎知識や向き合い方のスキルは、生きていく上で助けとなるものです。まずは家庭から、子どもが自立するまでの時間を味方につけて、お金と上手に付き合っていくための心や態度を育んでいけるとよいですね。「お金」の学びは、きっと子どもの未来を明るくしてくれます

次回は、より実践的に「お金」と向き合う力を育むことができる「お小遣いのはじめ方、渡し方」をテーマにお届けする予定です。お楽しみに!

★2021年3月15日現在の情報です。
(執筆 原田 幸子

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