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安易に「お金を借りる」を選ばないために~教えたい3つのこと~ 【お小遣いで育てる子どもの未来】


知識も経験も乏しい子どものうちから、安易に「お金を借りる」ことに慣れてしまうのはとても危険です。

お金の貸し借りは、仲の良い友達との間でトラブルの原因になってしまうこともあります。

今回は、お金のトラブルの1つになり得る「お金を借りる」を安易に選ばないために、小さいうちからできる3つのことをお伝えします。

友達との「お金の貸し借り」はトラブルのも

友達関係が気まずくなるかもしれない「お金の貸し借り」

「お金貸して!」「いいよ!」のやりとり。子どもにとっては、おもちゃやゲームの貸し借りの感覚かもしれません。しかし「少しだからいいかな」と安易にお金を借りたり、貸したりしてしまうと、友達関係が気まずくなってしまうかもしれません。

おもちゃやゲームには形があるので、貸し借りをしても親が気づくこともできますが、お金は使ってしまえば子どもから教えてもらわない限り、それを把握するのは難しくなります。

また、お金を借りたまま返すのを忘れてしまったり、友達にお金を貸したまま、なかなか返してもらえなかったり、なんてことも。友達関係を壊したくないからと「あの時のお金、返して」と言いづらくなってしまうこともあるでしょう。

そして一番怖いのは、一度お金を貸したことで「また貸して!」と繰り返されることや、他の友達からも「自分にも貸して」と、エスカレートしてしまう場合があることです。もちろん、自分の子どもが「お金を借りる」ことに慣れてしまうことで、その逆も十分あり得るでしょう。

「お金の貸し借り」に関する家庭内のルールを作ろう

「お金の貸し借り」で子どもの友達関係を気まずくさせないためにも、まずは家庭内でルールを作りましょう。

大前提として、「友達からお金を借りない、友達にお金を貸さない」というルールを家族間で共有しておくことをおすすめします。

では、もし次のような状況になったら、どうしたらよいでしょうか。
対処法の一例をご紹介します。

<友達と出かけているときに自分のお金が足りなくなってしまった時の対処法>
・欲しい物が買えないだけであれば、我慢する。
・お金がなくて電車やバスで帰れない場合は、まずは家族に連絡する。連絡手段がない場合は、交番や駅員さん、信頼できる大人に相談して家族に連絡を取る。

<友達に「お金を貸して」と言われた場合の対処法>
・「親から、お金の貸し借りはダメと言われているから」と家のルールを説明して、断る。
・もし、しつこく言われた時は、「親に聞いてみるね」と言う。
・連絡手段があればその場で親に確認する。なければ、帰ってから必ず親に報告する。

ご家庭の状況に合わせて、まずはルールを作ってみてください。

そもそも「お金を借りる」とは

大人になると、住宅ローンや自動車ローンなど大きな買い物をする時に、お金を借りる場面がありますよね。「お金を借りる」ことは、目的を達成するための手段であり悪い事ではありません。

しかし、お金を借りるには、この人は「お金をしっかり返せるだけの収入がある」「これまでも必ず約束を守ってきている」といった「信用」がなければいけません。そして、お金を貸す人と借りる人との間で「契約」という形で大事な約束事を共有しています。

お金の貸し借りには、貸す人と借りる人、どちらも自覚と責任が必要になってくるのです。

そういった意識がないまま、小さいうちから安易な「お金の貸し借り」を繰り返していると、将来、返すあてもなく軽い気持ちで「消費者金融」「カードローン」などを利用し、多額の借金を背負ってしまうことに繋がりかねません。

安易な「お金を借りる」を避ける3つの方

方法① お小遣いで計画的に「貯める」「使う」でやりくりの練習をする

子どもが「お金を借りる」という行動を取らないために、限られたお小遣いの中でやりくりする力を養いましょう。

お金が足りない時は、しばらく我慢が必要なことを学ぶことが大事です。

もし子どもに「お金が足りなくなったから、ちょうだい(貸して)」と言われても、たとえ少額でも「はい、どうぞ」と簡単にお金を渡すことはやめましょう。

お金が足りなくなる経験から、計画的にお金を貯めなければいけないことに気づかせるチャンスです。お小遣いを通して、足りない分を補う練習ができると良いですね。

方法② 普段から親子でお金の話をする

自分のお小遣いのお金が「どこからやってくるのか?」ということを、子どもに伝えていきましょう。

お父さん、お母さんが働いて稼いだお金であること、お金は簡単には手に入らないこと、使えるお金には限りがあることを知っていると、子どものお金の使い方は変わってきます。

方法③ お金の事で困った時は親に相談

もしお金の事で困ったことが起きた時、相談できる相手がいることで更なるトラブルを避けることができます。

そのためには、親子でお金の話をタブーにしない環境づくりが大切です。

親に相談しづらい環境だと、内緒で対処しようとして更なるトラブルを招くことにもなりかねません。ぜひ、日頃から「お金の貸し借り」に限らず、テレビや新聞を通して知る一般的な話や親の失敗談など、お金に関する様々なトラブルについて伝えてあげてください。

特に、親の実話は子どもにとても響くようです。わが家の娘も「その時は大丈夫だったの?それでどうなったの?」と本気で心配し、お金のふとした疑問なども話してくれます。

困ったことや失敗からのリカバリー方法を一緒に考えてみても良いですね。

今回は、安易な「お金の貸し借り」がトラブルにつながることをお伝えしました。小さいうちからお小遣いでやりくり力をつけ、家庭でお金の話をすることで、お金のトラブルを未然に防ぐことができるでしょう。

昔から日本の家庭では、家族とでさえお金の話をしづらい雰囲気がありましたが、お小遣いをきっかけに、親子でお金の話をする機会をたくさん作っていきたいですね。

次回は、お買い物の支払いができるようになる方法についてお伝えする予定です。お楽しみに!

★2021年9月13日現在の情報です
(執筆:原田幸子

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