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やりくり力が育つ魔法の貯金箱、作ってみませんか?【お小遣いで育てる子どもの未来】

前回は、全体量が一目でわかる透明のビンを使い、お金がふえたり減ったりする感覚をつかみましょう!というお話をしました。

今回は、その透明のビンを使って、目的ごとにやりくりできちゃう「魔法の貯金箱」をご紹介します。この魔法の貯金箱を使えば、子どものやりくり力はぐんと育ちますよ!

ぜひ、お小遣いを始めるときには作ってみてくださいね。

■やりくり力をつけるのに、お金の使い道を意識させよう

私たちは、日常の生活費以外にも、旅行や教育費といった、ちょっと先の楽しみや将来のために貯金をしています。また、国や住んでいるところに税金を納めたり、困っている人の役に立ちたいと寄付をすることもあります。

このように、お金にはいろいろな使い道があり、必要な時に必要なお金を準備できる力「やりくり力」がないと、不安になったり、お金が足りなくて困ったりしちゃいますよね。

子どもに「やりくり力」をつけさせるために大事なことは、この「使い道」を意識させること。

でも、子どもはお金の初心者です。

お金を「いつ」「何に」「なぜ」使うのか、といった使い道を親が教えてあげるのに、お小遣いはとてもよい機会になります。

■透明のビンを複数準備して、目的別に分けてみよう

透明のビンで作る貯金箱は、お金の使い道を考えるのにとても効果的です。目的別にビンを用意し、それぞれに貯めていきます。

透明なので、ちょっとずつお金が貯まっていくのがよくわかります。「貯めるのって楽しいなー」という気持ちが芽生えるのでおすすめですよ。

わが家では、お金の使い道を「使う」「貯める」「人のために使う」の3つに分け、目的別にラベルを貼っています。

では、それぞれの貯金箱の具体的な中身についてご紹介しますね。

<使う>
お菓子やジュースなど「欲しい物」を買うためのお金を貯めています。他の貯金箱と比べて、お金の出入りが激しいことをダイレクトに実感できる貯金箱です。

<貯める>
貯める貯金箱のお金は、2つの使い道を想定しています。ひとつは、1か月分のお小遣いだけでは買えないような、「大きな買い物」をするためのお金。もうひとつは、もしもの時に「備えておく」ためのお金です。

お子様にはイメージしにくいかもしれませんが、急な出費に備えておくと安心であることを、機会があれば教えたいと考えています。

<人のために使う>
人のために使うお金とは、家族や友達へのプレゼント、支援が必要な人や団体などへの寄付や募金など。「人のために使う」ことができるお金のことです。

「ありがとう」という感謝の気持ちや、社会に役立たせるお金の使い方を学べます。

ビンの中のお金がふえるたび、誰かの喜ぶ顔を思う気持ちが育ち、心が豊かになって欲しいと願っています。

写真のように、わが家のラベルは文字だけですが、お絵描き好きのお子様であれば、使い道が分かるような絵を描いても良いですね。自分で作った貯金箱で、愛着もやる気もアップすること間違いなしです。

■分ける時の配分はどうするとよい?

お小遣いを目的によって分けるときの、おすすめの配分方法は「等分」と「目標を決めて分ける」です。

<等分にわける>
具体的な目標や貯める目的が決まっていないときは、等分にわけるのが分かりやすいです。管理も簡単で、確実にどの貯金箱もお金が貯まっていく安心感があります。

<目標を決めて分ける>
お金を貯める目標が具体的であれば、お小遣い会議で、親子で話し合ってみましょう。どの使い道に、いくらずつ、なぜその配分にするのか、といったことを自分で考えられるようになると良いですね。明確な理由があれば、目標に向かってがんばり続けるモチベーションにもなります。
※お小遣い会議については、こちらをご覧ください。

 

わが家は、その都度、目的別にいくらにするかを決めています。「なぜ、この金額にするのか?」という理由を考える習慣をつくるためです。

お小遣いを始めた当初から3つに分けているので、毎回金額にばらつきはあるものの、1つの貯金箱に偏ることはありません。今後は、「いつまでに、いくら貯める」という目標を設定し、配分を決めて行く予定です。

■魔法の貯金箱はいつから取り入れる?

これからお小遣いをはじめる場合は、お小遣いのルールを決める時に、目的別に分けてみましょう。「使う」貯金箱には、好きなお菓子を買うためのお金を入れる、など具体例を挙げながら決めるとよいですね。

すでにお小遣いを渡していて、1つの財布で管理している場合は、まずは使い道を分けることを提案してみましょう。

たとえば、すぐには買えないような高額なゲームを欲しがっているとします。そんな時は、お小遣いを「貯める」貯金箱を用意し、「使う」お金とは別にしておくと良いことを伝えてあげてください。

「全部、使う!貯めない!」と言う場合は、自由に使えなくなってしまう、と思い込んでいるかもしれません。その場合は、1回のお小遣いで買えないような物を欲しがったタイミングを見計らい、お小遣いの中から少しずつ貯めていこうね、と「貯める」貯金箱を登場させてみましょう。

大事なのは、お子様がお金を「いつ」「何に」使うかをイメージできるようになることです。

具体的な目標は、やる気につながります。高額な物でも、どうしても欲しければ、「貯める」ことが大切であることに徐々に気づいていくことでしょう。

次回は、「お金の使い方」について、お伝えする予定です。お楽しみに!

 

★2021年7月1日現在の情報です
(執筆:原田幸子

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